「4K OLED HDR」につられて買い換えるべきではない。「Xperia 1」と「Xperia XZ3」を比較してみた。

  1. Xperia

「2018年」の「第2四半期」と「第3四半期」で過去最低の数字を連続で更新してしまった「Xperia」ですが、「販売不調」のテコ入れとし、「Xperia Z」シリーズから「Xperia X」シリーズに移行しましたが、「Xperia Z」シリーズと「Xperia X」シリーズと比較してみると、テコ入れどころか、「Xperia X」シリーズに移行したことによって、大きく数字が下落する原因ともなっています。

先日公開された「2018年」の「第4四半期」のメーカー別の売上実績を確認しても、SONYは「国内シェア」は「3位」となっている一方で、前年同期比と比較した場合、最も販売台数が減少したメーカーとなっており、国内では一時期不敗神話みたいなものもありましたが、「Apple」はもちろん「SHARP」に勝てる見込みもなく、いずれは「Samsung」に抜かされる可能性があると判断することができます。詳細は「AppleとSONYが大幅に売上減少へ。「iPhone XS」と「Xperia XZ3」の売上低迷が要因に。」をご参照下さい。

「Xperia X」シリーズでは、SONYの秘策だったのか、「Xperia XZ2」シリーズで「アンビエントフロー」を採用し、フルモデルチェンジを行いましたが、これも見事に失敗だからこそ「第2四半期」の数字に直結しているのですが、SONYは「アンビエントフロー」にすぐ見切りをつけ、先日開催されたイベントにおいて、再び「オムニバランスデザイン」を採用した「Xperia 1」や「Xperia 10」を正式に発表しました。詳細は「「Xperia」史上最高の完成度に。「Xperia 1」「Xperia 10」「Xperia L3」のスペック・価格・発売時期まとめてみた。」をご参照下さい。

全体的に、「Xperia 1」にしろ「Xperia 10」にしろ、「デザイン」に関する評価は非常に高く、発表されたばかりの状態にも関わらず、すでに多くの海外サイトがレビュー記事を公開しており、そのデザインの詳細を確認することが可能になっています。

さて今回今年の春頃に発売を開始すると予測されている「Xperia 1」ですが、「Xperia XZ3」ユーザーが買い換えるべきかどうか、比較した上で簡単にまとめたいと思います。



「Xperia XZ3」と比較。

まず「デザイン」を簡単に比較してみたいと思います。上記の画像は「Xperia 1」と「Xperia XZ3」を比較した画像となっており「Xperia 1」のほうが、かなり縦長の印象を受けます。また側面を確認しても、「Xperia XZ3」のように「Edgeスタイル」を採用していないので、「サイドフレーム」はスリムではありませんが、「Xperia 1」は「メタル」を採用しており、かなり高級感があるデザインとなっています。

全体的なデザインとしてみると、「アスペクト比21:9」の採用で縦長であることに間違いはありませんが、それでも、「Xperia 1」のほうがすっとしており、引き締まった印象を受けます。だからこそ、海外サイトも「Xperia 1」のデザインを高く評価するわけです。次に「スペック」を簡単にまとめると以下のようになります。

機種名 Xperia 1 Xperia XZ3
ディスプレイ 有機ELディスプレイ(4K) 有機ELディスプレイ(2K)
ディスプレイサイズ 6.5インチ(アスペクト比21:9) 6.0インチ(アスペクト比18.5:9)
画面占有率 82.22% 80.67%
本体サイズ 167 x 72 x 8.2 mm 158 x 73 x 9.9 mm
重さ 180g 193g
OS Android9.0 Android9.0
SoC snapdragon855 snapdragon845
RAM/ROM 6GB/128GB 4GB/64GB
メインカメラ 12MP+12MP+12MP 19MP
インカメラ 800万画素 1300万画素
生体認証(指紋) 側面 背面
バッテリー容量 3300mAh 3330mAh
本体カラー 4色 4色

まず最初に言えるのは「Xperia 1」は「Xperia XZ3」の後継機種という立ち位置ではないという見方のほうがいいです。「Xperia 1」が世界初の「4K OLED HDR」を搭載している時点で、従来の「premium」モデル。つまり「Xperia XZ2 premium」のモデルとして判断したほうがいいとも思います。

執筆時点では詳細が判然としませんが、少なくとも、「Xperia XZ2 premium」と同様に、常に「4K」の表示解像度に対応しているとは思えません。「Xperia XZ2 premium」の場合は、通常のときの「表示解像度」は「FHD」になります。仮に「Xperia 1」が「Xperia XZ2 premium」と同様に通常が「FHD」であると仮定すれば「Xperia XZ3」のほうが「ディスプレイ」がいいです。

また「アスペクト比21:9」は先進的で、映画などのコンテンツに最もふさわしい「アスペクト比」になりますが、私たちが普段見るコンテンツって、「映画」だけじゃないですよね。SONYは「Netflix」が対応するとしていますが、「Hulu」や「YouTube」などはすぐに対応しない可能性が高いと判断することができます。つまりまだ「Xperia XZ3」の「アスペクト比18:9」のほうがオールマイティに対応していると判断することができます。

「カメラ」に関しては、「Xperia 1」のほうが優秀です。なので「カメラ」に重きを置いているユーザーにとっては、「カメラ」だけでも十分に買い換える価値があると思います。そして最後に「バッテリー」容量。ちなみに海外サイトが公開した「Xperia XZ3」のバッテリーテストの結果が以下のようになります。

少なくともよくも悪くもない結果となっています。簡単に言えば微妙です。一方で「Xperia 1」は同じバッテリー容量でありながら、「6.5インチ」のより大きな「ディスプレイ」に表示解像度が「4K」と考えると、「電池持ち」が悪化する可能性が非常に高い。歴代の「premium」モデルに共通して言えますが、「電池持ち」が悪い。ただ、今回の「Xperia 1」は歴代「premium」モデル」よりさらに悪い可能性があります。

なので「電池持ち」を気にするユーザーにはあまりおすすめできません。ざっとですが、今回比較して思うのは、世界初の「4K OLED HDR」は斬新でかつ最大の特徴であると判断することができますが、一方で大きな弱点でもあります。「写真」や「動画」をみる以外の時に「表示解像度」が「FHD」かどうなのか。また「アスペクト比21:9」に対応しているコンテンツは「Netflix」なと一部のサービスにしか対応していないこと。

普段「Netflix」をよく見ているというユーザーにとっては最適だと思います。「Xperia 1」は使う条件がユーザーと一致すればまさに最強の機種になりますが、それ以外においては、「Xperia XZ3」のほうが安定的に使え、平均的な満足度も高いと思います。「Xperia XZ3」ユーザーが「Xperia 1」への乗り換えを検討しているのであれば、「カメラ」において重きを置いているかどうか。もしくは「デザイン」。

これ以外であれば、「Xperia XZ3」のほうが満足度が高いと判断することができるので、正直乗り換えはおすすめしません。それこそ「Xperia 1」の登場によって、さらに値下がりする「Xperia XZ3」のほうが「コスパ」においても十分に満足度が高いと判断することができます。

 



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