AppleとSONYが大幅に売上減少へ。「iPhone XS」と「Xperia XZ3」の売上低迷が要因に。

iPhone

年々スマートフォンの出荷台数は減少している中で、「2018年」において、「SONY」は「第2四半期」そして「第3四半期」において、大きく売上が減少していることが判明しており、過去10年で最低クラスの販売実績となっています。「Xperia」は今まで「台湾」と「イギリス」が優先市場として位置付けられており、主に「ヨーロッパ」と「アジア」で売上を確保してきました。

しかしながら、「第2四半期」以降、特に「ヨーロッパ」、そして本家本元」である「日本」での売上の減少が著しく、稼ぎ頭の市場でもついに売上が低迷しています。一方で、Appleは、「2007年」に「iPhone」を発表して以来、初となる業績発表前に、業績予測を下方修正し、その結果、年明け早々「Appleショック」が発生、金融市場はかなり混乱しました。

スマートフォン市場自体が低迷しているわけではなく、それこそ「Huawei」はここ3年程度で大幅な成長となっており、やはり「製品」と「マーケティング」で数字を立て直すことが可能であると判断することができます。少なくともAppleに関しては、新型「iPhone」が発売されるのは、「9月」以降なので、今後も厳しい数字が継続すると判断することができます。

一方で先日の情報からも、SONYは本体イベントを開催し、「Xperia 1」や「Xperia 10」「Xperia 10 Plus」を正式に発表すると予測さえており、「新シリーズ」に「新デザイン」で売上回復を図ると判断することができます。詳細は「価格は「12万円から。「Xperia X1」「Xperia 10」シリーズ、「Xperia L3」のスペック・価格が完全に判明に。」をご参照下さい。

さて今回フィリピンの調査会社であるCanalysが日本市場における2018年「第4四半期」の市場調査の結果を発表し、「Apple」と「SONY」が大きく売上を落としていることが判明したと報告しているので簡単にまとめたいと思います。



大きく売上が低迷に。

まず「日本市場」全体としては、「2017年」対比で「1.9%」減少の「3250万台」を出荷しているとしています。やはり出荷台数が減少している理由として、ユーザーの機種変更サイクルが、「長期化」していること。そして「格安SIM」などのシェア拡大によって、端末にもあまりお金をかけたくないという傾向が強く、徐々に「中古市場」の規模が拡大していることだとしています。

つまり「ハイエンドモデル」に興味もなければ、「新品」にも興味がなくってきていると判断することができます。一方で今回の調査結果を「メーカー別」にまとめると以下のようになります。

ランクメーカーシェア率前年対比
1Apple56.0%-10.5%
2SHARP9.8%-2.3%
3SONY8.6%-17.2%
4Samsung6.8%+10.1%
5京セラ6.2%-14.4%

依然として「Apple」の「iPhone」が高いシェアを獲得していることを確認することができます。あくまでも「第4四半期」のみの数字になりますが、「第4四半期」にスマホを購入した人のうち2人に1人は「iPhone」を購入していると判断することができます。2位は「SHARP」となっており、「キャリアモデル」から「SIMフリーモデル」、さらには「ハイエンドモデル」から「エントリーモデル」まで、ラインナップを豊富にすることで、ユーザーの支持を獲得し、国内のベンダーとしては1位となっています。

そして最近いいところがまったくないのが「SONY」になります。「SHARP」に抜かされて「3位」となっており、「シェア率」で「SHARP」と「1.2%」の開きがあります。正直この差を埋めるのはかなり難しいと思います。そして4位に「Samsung」です。よくも悪くもない位置にずっといますよね。

「2018年」通年で見れば、あたシェア率が変わってくると思いますが、この中に「Huawei」が含まれていないのはちょっと意外でした。「11月下旬」には「SIMフリー」モデルですけど、「Huawei Mate20 Pro」と「Huawei Mate20 Lite」を発売開始しており、特に「PayPay」のキャンペーン効果で一時期「Huawei Mate20 Pro」は欠品だらけになってましたが、販売された母数としてはそこまで大きくなかったと考えることができます。

次に前年対比の数字を確認したいと思いますが、「2018年」に発売された「Apple」「SONY」「Samsung」の機種をまとめると以下のようになります。

2018年上期下期
Apple×iPhone XS/ iPhone XS Max/ iPhone XR
SONYXperia XZ2/Xperia XZ2 CompactXperia XZ2 premium/ Xperia XZ3
SamsungGalaxy S9/Galaxy S9+Galaxy Note9/Galaxy Feel2

少なくとも「DoCoMo」の話になりますが、「2018年12月」より「Samsung」であれば「Galaxy S9/Galaxy S9+」、「SONY」であれば「Xperia XZ2/Xperia XZ2 Compact/Xperia XZ2 premium」の大幅な値引きを開始しています。

その上で、前年対比の数字を確認すると「Apple」と「SONY」が大幅に減少していることを確認することができます。「 iPhone」に関しては、「 iPhone XR」を「DoCoMo」限定で割引を開始しましたが、それでも「 iPhone XS」シリーズの販売不調を補うことができなかったこと。そして「出荷台数」にそこまで影響を与えない、「 iPhone8」や「 iPhone X」の在庫が、値引きされたこともあり、人気が集中したことが今回の結果に繋がったと判断することができます。

「 iPhone XS」シリーズの「高価格化」と「S」モデルであるからこそ、分かりやすい進化を感じることが、まさに旧型機種に人気が集中した原因ですよね。

一方で「SONY」に関しては、年末商戦において、最新機種である「 Xperia XZ3」が昨年の「 Xperia XZ1」や「 Xperia XZ1 Compact」と比較すると全く売れていないと判断することができます。何より「DoCoMoオンラインショップ」では「 Xperia XZ1」や「 Xperia XZ1 Compact」そして「 Xperia XZ2」シリーズの大幅な値引き販売を行なっており、多くのユーザーにとって、高額な「 Xperia XZ3」は魅力的な存在でなかったと判断することができます。

少なくとも日本国内においては、「 Xperia XZ3」は「 Xperia」初となる「有機ELディスプレイ」に「表示解像度」が「QHD」より洗練された「アンビエントフロー」を採用し、「評価」を獲得することができましたが、「人気」を獲得することができなかったと考えることができます。そして最後に「Samsung」はトップ5位の中では大幅に成長しており、「Galaxy Note9」や「Galaxy Feel2」が堅調に売れたと判断することができます。

SONYはまもなく、「 Xperia 1」を正式に発表し、Samsungは「Galaxy S10」シリーズを正式に発表しています。少なくとも「上期」に関しては、新型「 iPhone」が発表されないこともあり、「Android」にとっては、チャンスにもなります。ただただ高いだけの存在になってきた「iPhone」に対して、そろそろ「Android」が逆襲を開始し、もっと国内市場を活気づけてほしいですよね。

 



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