本当に「18万円」の価値があるのか。「iPhone XS Max」を購入して使ってみた所感をまとめてみた。

  1. iPhone

今年の初めにAppleのティムクックCEOが投資家向けへのレポートが引き金となり、年始早々金融市場は大暴落を起こしました。「iPhone」が発表されて以来初となる、業績を正式発表する前の、業績予測の下方修正。一時代を築き、世界1位の企業まで上り詰めたAppleですが、徐々に陰りが見えるようになってきています。

「iPhone XS」シリーズや「iPhone XR」の高価格化に伴い、販売台数が減少方向となっていることが明白ですが、まだ価格が値下げとなった「旧モデル」の存在もあり、どうにか販売台数が極端に下落することを逃れていますが、正直時間の問題のようにも思えます。元々は最新機種のための製造ラインも、いまや終売した「iPhone X」や「iPhone8」のために使用されているとしています。

「iPhone8」に関してはまだ分かるのですが、「iPhone X」に関しては、終売してからの、再生産なので、正直意味が分かりません。一部情報によれば、Samsungと契約し発注した「有機ELディスプレイ」が大量に余っているそうです。だからこそ、値下げしてでもしっかりと利益がでる「iPhone X」の再生産に踏み切ったとされています。

販売台数の減少に伴い、「Huawei」にもすでに抜かれて、一見深刻そうな状況にも見えますが、スマートフォン市場全体における利益の8割程度をAppleの「iPhone」が稼いでいるとされており、それだけ「iPhone」の利益率は高いと考えることができます。少なくとも原価率「70%」程度だと言われています。もちろん広告宣伝費や、開発費など、この中から引かれるため、ぼろ儲けとまではいってないと考えることができますが、それでもここまで原価率が高い機種はそうそうありません。

昨年の「iPhone XS」シリーズが発表された時、その値段の価格の高さに驚いたユーザーも多いかと思います。特に最も高い「iPhone XS Max」の「512GB」モデルは、「AppleCare」をつけると約「20万円」なので。今回はこの「iPhone XS Max」の「512GB」を実際に購入して使ってみて、実際に価格に見合った価値があるのか簡単にまとめたいと思います。



「デザイン」に大きな変更はない。

2017年に発売された「iPhone8」や「iPhone8 Plus」と比較すると、「Face ID」を搭載し、「ベゼルレスデザイン」を採用しているため、一見大きなモデルチェンジにも見えますが、それこそ「iPhone X」と比較した場合、大きな違いはありません。「iPhone X」と大きく異なるのは、「ゴールド」モデルが追加されたこと。「iPhone XS Max」が追加されたこと。

そして「ステンレススチール」の色合いが変化したことくらいでしょうか。「S」モデルの立場のため、仕方ないのかもしれませんが、1年かけてデザインは全くといっていいほど変更はありません。ただ「背面」を確認すると、「アンテナライン」のデザインが変更になったり、背面に「ガラス」を採用したりなど、質感などは変化していますが、ベースのデザインとしては「iPhone6」の時から変更されていません。

「iPhone6」の時にすでにこのデザインを完成させていたと考えるべきなのか、それ以上のデザインに関するアイディアがないのかは判然としません。先日には、次期「iPhone XI」のレンダリング画像が公開されています。詳細は以下の記事をご参照下さい。

 

 

プロトタイプを基に作成されたレンダリング画像となっていますが、「カメラ」のデザインは変更になるにせよ、「ベース」のデザインは変化を感じません。なのでデザイン的にも行き詰まりの状態なのかもしれませんよね。少なくとも「iPhone」のデザインや質感は非常に高級感があります。ただ、これは「Android」にないものではありません。

そして「旧世代」の「iPhone」のデザインを好む人もいるかもしれません。少なくとも「デザイン」だけで判断すれば「iPhone X」から値上がりしたことに価値を見出すのは難しいと思います。



「Face ID」はやはり使いづらい。

「Face ID」、つまり「顔認証」ですが、やはり使いやすいかどうかで考えると使いづらいと感じます。自分自身の経験として「iPhone X」を一度購入した後に、想像以上に使いづらく、「iPhone8 Plus」に買い直した記憶があります。「A12 Bionic」などの効果もあり、「Face ID」は「iPhone X」の時と比較すると、高速化したとされています。

それでもユーザーがそこまで体感できるほどの改善ではありません。同じく「顔認証」を搭載した機種は、「Android」にも数多く存在します。少なくとも「Huawei MAte20 Pro」のほうが認証速度は圧倒的に早いと実感することができます。一方で「Face ID」の認証精度って完璧ではないですよね。だとすれば、少しでもストレスレスで使えた方がマシです。

また「Face ID」で認証後に「スワイプ」する必要性があるのも面倒です。「iPhone8」の時は、「Touch ID」で認証が完了すれば、そのままホーム画面が開いていたのに、なぜ「Face ID」では仕様を変えてしまったのか正直疑問です。

ただ一度ジェスチャー操作に慣れてしまうと、従来の操作方法はちょっと面倒にも感じます。「Face ID」はまだまだこれからの技術だと思います。少なくとも「iPhone8」までの「Touch ID」に慣れていた人は不便さを。そして「iPhone X」から乗り換えようと考えている人にとっては、進化を感じることは難しいと思います。



結局のところ。

実際に発売日に購入して、今まで使ってきましたが、「iPhone8 Plus」を下取りに出してしまったことをちょっと後悔しています。スマートフォン自体が成熟期に入っているため、確かに1年そこらで、大幅に進化することはもう期待できないのかもしれません。ただ内部チップの強化や、ストレージの強化でなどで、ここまでの値上げは、よほどAppleは強気の価格設定なんだと思ってしまいます。

少なくとも自分自身には「iPhone XS」シリーズに「20万円」近くのお金をかける必要性はなく、今後はブログのためと「64GB」の一番安いやつで十分かもしれません。それこそ「Apple Watch」や「Air Pods」のほうがよほど価格も安く、コスパに優れていると感じてしまいます。

多くの人が、「iPhone XS」シリーズのその価格に価値が見出せないからこそ、旧モデルである「iPhone8」や「iPhone X」の人気が高いんだと考えることができます。中国で「iPhone XR」が売れない理由。それは「Android」で代わりがきくから。まさにその通りだと思います。ただ結局のところ、「iPhone」にしろ「Android」にしろ、使う人間が何を求めているのか。それに尽きると思います。



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