「iPad Pro12.9インチ」(2018)を2ヶ月使ってみて分かったこと。

  1. iPhone

2010年に初登場次第、「タブレット」市場を常にリードしてきた「iPad」ですが、年々「タブレット」市場の規模は縮小していることが判明しています。このことからも「iPad」も年々売り上げが減少している中、「iPad Pro」と「iPad」とラインナップを区別化することによって、ユーザーのニーズにしっかり応えようとしています。

特に一般市場においては、これ以上の規模拡大が難しいと判断したのか、「iPad Pro」でよりニッチなニーズに応える一方で、価格がかなり控えめな「iPad」は多くのユーザーが購入しやすいようにする一方で、「教育」や「ビジネス」の分野で、「iPad」を導入することに積極的に働きかけていることを見て取れてます。

昨年末に発売を開始した「iPad Pro」は「11インチ」と「12.9インチ」の2モデル構成となっており、「2010年」の登場以来、初のフルモデルチェンジとなりました。また容量構成が「1TB」に対応するなど、大容量化した一方で「iPhone XS」シリーズなどと同じくかなり高価格化しました。特に最上位モデルに関しては、「20万円」超えと「MacBook Pro」が購入できる金額まで高価格化しています。

ただ初回の在庫量や、生産量を判断する術はありませんが、少なくとも「iPhone XS」や「iPhone XS Max」の発売の時と比較すると、「iPad Pro」は非常に在庫が不安定で、特に「ベゼルレスデザイン」を採用したことによって本体サイズがコンパクトになった「12.9インチ」モデルの在庫が壊滅的な状況となっていました。

さて今回、12月に「iPad Pro12.9インチ」モデルを購入して、約2ヶ月使ってきて、良かったこと。悪かったことが明確になってきたので簡単にまとめたいと思います。



「Face ID」は不便。

「iPhone XS」や「iPhone XR」などは、持って操作することが多いと思います。一方で「iPad Pro」は置いたまま操作することが多いと思います。もちろんこれはユーザーの使い方次第によると思いますが、自分の場合は置いて操作することが多いです。置いて操作することによって弊害になるのが「Face ID」です。

「Touch ID」の時は、指で認証することが可能だったので、今までストレスに感じたことはありませんでしたが、「Face ID」の場合、認証の度にいちいち顔を下げる必要性があるのが非常にストレスです。確かに「iPhone XS」シリーズの「Face ID」を比較しても、その認証するための距離は広くなっていることからも、地味に離れた距離で認証することが可能となっています。

また「iPhone XS」シリーズと異なり、「iPad Pro」は「縦」「横」どちらの向きでも認証が可能となっています。それでもやはり置いた状態、特にスマートケースでスタンド状態になっている時の認証はストレスに感じます。

また自分自身、「iPad Pro」を持って使う場合、本体を「横向き」にして使うことが多いです。横向きにして持った場合の弊害として、手で「カメラ」の部分をふとすると覆っていること。なのでよく「iPad Pro」に「カメラが覆われています」と忠告を受けます。

「ベゼルレスデザイン」を採用したことで、本体サイズが「コンパクト」になったことは非常にウエルカムなのですが、一方で「Face ID」の搭載で、確実にユーザーにとっては、不便になったと感じると思います。こればかりは、もう「ディスプレイ統合型指紋センサー」の搭載もしくは、「True Depthカメラ」の改善を待つしかありません。



本体が歪んでいる。

本体が薄型化し、さらに「iPhone SE」のようなデザインを採用したことによって、「カメラ」の出っ張りこそ気になりますが、「デザイン」に関する評価は上々だと考えることができます。一方で薄型化したことの弊害なのか、一時期話題にもなりましたが、本体が「歪み」やすいんですよね。

Apple曰く「4mm」以内は想定内だとしていますが、今ままでのAppleの強いこだわりと品質管理を考慮すると、ありえない発言だと正直思ってしまいます。実際に自分の「iPad Pro」も本体上部の部分が、中央に向かって緩やかに凹んでいることを確認することができました。また面白いのは、手でかなり力を入れると、元に戻せること。

つまり簡単に言えば、本体に耐久性がないと考えることができます。さすがに「iPhone」と違って「ケース」なしの状態だとスタンドができないなど使いにくい面が大きいと思うので、「iPad Pro」にケースをつけて使う人が多いと思いますが、ケースをつけて保護することを推奨します。それでもちょっと不安ですけどね。

可能であれば、「ハードケース」などしっかりしたケースに入れたほうが安心です。また純正ケースを実際に購入して使っていますが、使い勝手は抜群で、「背面」も同時に保護してくれるようになったのは非常に嬉しい限りです。ただ背面の「Appleロゴ」が消えてしまったのは正直ファンとしては残念な仕様です。



カメラはまり期待できない。

そして思っていたより残念だったのが「カメラ」です。画素数的に見れば、「iPhone XS」シリーズと同じく「メインカメラ」が「1200万画素」、そして「インカメラ」が「700万画素」となっています。また「スマートHDR」に対応しています。

「デュアルレンズカメラ」を搭載していない以上、「iPhone XS」や「iPhone XS Max」と比較した場合、「ポートレート」モードや、「ズーム」機能では劣ると思っていました。ただ、それ以上に「iPad Pro」のカメラは「iPhone XS」シリーズより劣ります。

あくまでも個人的に感じたことになりますが、「スマートHDR」の効果は「iPad Pro」のほうが低い。白飛びや、そして夕焼けなどの微妙な光の差し込みなどは、「iPhone XS」シリーズでは上手く処理できますが、「iPad Pro」ではうまく処理できていない印象です。

そして撮影した写真を拡大してみると気づくんですが、思っていたより「ノイズ」がひどく感じます。「iPhone XS」シリーズと同じく「F1.8」を採用しており、そこまで差が出るとは正直思えないのですが、何がこの差を生み出しているのか正直判然としません。

実際に2ヶ月使ってみて、今回まとめたように、気になる点もありますが、満足はしています。「12.9インチ」のディスプレイを搭載しているのに持ち運びやすくなり、さらに「iPhone SE」風のデザインはやっぱりかっこいいですよね。正直「iPhone X」が登場した時に、「ベゼルレスデザイン」を採用し、「フルモデルチェンジ」扱いとなりました。

でもベースのデザインは「iPhone8」シリーズなどと同じで、「ディスプレイ」こそ大きな変化をしましたが、背面含めたデザイン全体で見えるとそこまで変わった印象を持ちませんでした。しかしながら、「iPad Pro」の場合は、「ディスプレイ」を含め、全体的にデザインが大きく変更されており、旧世代の「iPad Pro」を使っていたユーザーからしても、デザインが変わったという印象を受けると思います。

正直金額はかなり高いですが、今後2〜3年は平気で使える性能を持っていることを考えれば、買う価値は十分にあると思います。何かしらの参考になれば幸いです。



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