デザインの変化は乏しい。「iPhone XI」のスペックをまとめてみた。

  1. iPhone

2007年に初めて「iPhone」が登場以来、順調に売上を伸ばすと共に、会社自体の規模を大きく拡大することに成功したAppleですが、先日の情報からも、2007年以来初となる、四半期決算発表前に、Appleは業績予測を下方修正しました。このことは「Appleショック」と呼ばれ、金融市場に大きな混乱を招く自体となっています。

Appleが業績予測を下方修正した理由は大きく2つあるとされており、一つは、高価格化しすぎた「iPhone XS」や「iPhone XS Max」が売れていないこと。さらに価格が控えめとはいいつつも、かなり高い「iPhone XR」が失敗になったことなどがあります。そしてもう一つが、「中国市場」での売上低迷です。Appleの市場別シェアを確認すると、「アメリカ」で7割程度のシェアを獲得している一方で、「中国」では「2割」程度のシェアを獲得しています。

周知の通り、「米中貿易」において摩擦が発生しており、さらに「Huawei」や「ASUS」など中華製品の締め出しによって、中国国内で大きな反感を買っており、「iPhone」の不買運動や、「iPhone」から「Huawei」など中華製スマホに乗り換えるための販促強化などで、「iPhone」の売上がかなり減少しています。

簡単に言えば、Appleの想定以上に「中国」で「iPhone」が売れなかったことが業績予測の下方修正に繋がっていると考えることができます。中国では一番の商戦となる「旧正月」を控えているとはいえ、中国国内における平均月収を優に超える「iPhone」がそうそう売れると思えません。さて今回このような厳しい状況の中、早くも今年の9月に登場が予測されている次期「iPhone XI」のリーク情報を簡単にまとめたいと思います。



デザインに大きな変更はない?

すでに「Apple」は次期「iPhone」の開発に着手していると考えることができますが、まだまだリーク情報は少ないです。ただその一方で一部アナリストによっての予測も公開されており、そのリーク情報をまとめると以下のようになります。

2019 5.8インチモデル 6.1インチモデル 6.5インチモデル
ディスプレイサイズ 5.8インチ 6.1インチ 6.5インチ
ディスプレイ 有機ELディスプレイ 有機ELディスプレイ 有機ELディスプレイ
OS iOS13 iOS13 iOS13
SoC A13 A13 A13
ROM 64/256/512GB/1TB 64/256/512GB 64/256/512GB/1TB
RAM 4/6GB ? 4/6GB
メインカメラ トリプルレンズカメラ デュアルレンズカメラ デュアルレンズカメラ
インカメラ
生体認証 Touch ID/Face ID Face ID Touch ID/Face ID
バッテリー容量 ? ? ?
充電規格 USB-C USB-C USB-C

そもそもまず、次期「iPhone」の正式名称すら判然としない状況にあります。2017年に登場した「iPhone X」の「X」は「10周年」の「10」からきていると言われ、ナンバリングの「10」ではないとされています。一方で「2018年」に登場した「iPhone XS」は「あくまでも「iPhone  X」の「S」モデルという立ち位置です。

だからこそ、次期「iPhone」の名称が判然としない状況となっています。単純にナンバリング上で「iPhone X」が「10」であったのであれば、次期「iPhone」の正式名称は「iPhone 11」や「iPhone XI」になりますよね。

そして肝心のデザインですが、大きな変更がないと予測されており、ベースとなるのはあくまでも「iPhone XR」や「iPhone XS」シリーズになるとされています。ただ他のベンダーが「パンチホール」式や「水滴型」ノッチを採用して行く中、次期「iPhone」では「ノッチ」が縮小される可能性が高いと予測されています。

一方で直近の情報で判明しているのは「ディスプレイ」に統合される形で「Touch ID」が復活する可能性があるということです。2018年に登場した「iPhone」で完全に姿を消してしまった「Touch ID」ですが、早くも1年後には新しく生まれ変わって登場すると予測されています。

ただ「ディスプレイ統合型指紋センサー」は一部情報によれば、「2020年」に登場する次期「iPhone」から搭載されるとの予測もあります。2020年まで持ち越す理由の一つとしては、「ディスプレイ統合型指紋センサー」はまだまだトレンドといえない状況にありつつ、「原価コスト」が非常に高いこと。そしてApple自体が、「先進性」より「洗練性」を優先しているからだとされています。

つまり「本体価格」の上昇に直結してしまう「ディスプレイ統合型指紋センサー」を無理に早期に搭載する必要性がないと判断していると考えることができます。また合わせて「5G」にも対応していないと予測されています。

Appleは依然として「Qualcomm」との訴訟問題が深刻化しており、「5G」に対応した「モデム」の入手が困難な状況にあること。そして、「Qualcomm」の代わりのサプライヤーとして、「Intel」が選ばれているとしていますが、「Intel」が「5G」対応のモデムを出荷するには早くても「2020年」からだとしています。まあ簡単にいえば、いざこざが影響していると考えることができます。

そして「iPad Pro2018」で初めて採用された「USB-C」が次期「iPhone」でも採用される可能性が高いと予測されています。ただこれは順当な流れですよね。「Apple」はより「シンプル」を目指しているにも関わらず、「Apple Watch」でも「iPhone」でも「iPad」でも「MacBook」でも充電規格がバラバラです。

そもそも「USB-C」の開発に、Appleが大きく関わっているとされている中、Apple製品に「USB-C」が順次採用されるのは自明の理だと考えることができます。「iPad Pro」と同様に、「4K」の外部出力ができるのか判然としませんが、「USB-C」を搭載することによって、充電速度の改善など、何かしらのメリットがあると考えることができます。

また「iPad Pro2018」の流れをみる限り、次期「iPhone」でストレージに「1TB」が追加されてもおかしくはありません。この流れで、「iPad Pro」と同様に「1TB」モデルのみ「RAM6GB」に対応するとも考えることができます。ただ「iPhone」でこの容量が必要なユーザーがどれだけいるのか判然としません。

今年登場する次期「iPhone」は少なくとも「S」モデルではないため、大きな変更が施される年になります。とはいえ、「デザイン」に関しては「iPhone6」シリーズ以降変化はなく、さらに「iPhone X」で「ベゼルレスデザイン」を採用した以上、これ以上目に見えてわかりやすいデザインのアップデートは難しいと考えることができます。

どんなにスペックが強化され、機能性がアップデートされたとしても、ユーザーにとってわかり易くなければ何の意味もありません。それこそ高価格化するだけで、さらに売上を落とすと考えることができます。かつての勢いがほぼなく、成長より、維持を優先しているようにも見えるAppleですが、ついに減退が始まっている中、ユーザーにどのような答えを示すのか非常に楽しみです。



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