『レビュー』あとちょっとの完成度。「Huawei Mate20 Pro」と「Galaxy Note9」を比較してみた。

  1. Huawei

10月16日にイギリスのロンドンで正式に発表された「Huawei Mate20」シリーズですが、「メインストリーム」モデルである「Huawei Mate20」を中心に、最上位モデルである「Huawei Mate20 Pro」、そしてファブレットモデルである「Huawei Mate20 X」そして超高級モデルである「Huawei Mate20 RS」の4モデル構成となっており、すでに発売を開始しています。

特に「Huawei Mate20 Pro」は、中国で発売開始僅か「8秒」で「100万台」販売し、一方で、ヨーロッパにおいては、「Huawei P20 Pro」が樹立した事前予約数の新記録を簡単に打ち破るなど、かなり反響が高かった機種となっています。そして日本国内においては「11月30日」より発売を開始し、国内の週間ランキングで「iPhone」を抜いて「1位」を獲得するなど、「PayPay」の効果も大きかったと考えることができますが、反響の大きかった機種だと考えることができます。

さて今回「Huawei Mate20 Pro」のSIMフリーモデルを使い始めて約1ヶ月半経過したので、良し悪しを「Galaxy Note9」と比較してみたいと思います。

 

簡単に比較してみよう!

 

まずは簡単に「Huawei Mate20 Pro」と「Galaxy Note9」のスペックを比較したいと思います。その上で自分が使う上ではずせない機能も一緒にまとまたいと思います。

比較 Galaxy Note9 Huawei Mate20 Pro
ディスプレイサイズ 6.4インチ 6.4インチ
ディスプレイ 有機ELディスプレイ(2K) 有機ELディスプレイ(2K)
本体サイズ 157.8×72.3×8.6mm 161.9×76.4×8.8mm
Edgeスタイル
メインカメラ 40MP+20MP+8MP 12MP+12MP
インカメラ 800万画素 2400万画素
RAM/ROM 6GB/128GB 6GB/128GB
SNS デュアルメッセンジャー ツインアプリ
バッテリー容量 4000mAh 4200mAh
生体認証 顔認証/指紋認証 顔認証/指紋認証

まずディスプレイサイズは同じです。ただ画面占有率で考えると「Huawei Mate20 Pro」のほうがスリムなベゼルを採用しているため高いです。ディスプレイに関しては、カタログスペック上ではほぼ一緒です。あとは実際にユーザーの評価によって大きく左右されますが、海外の多くのサイトでは、「Galaxy Note9」のディスプレイを高く評価しているところが多いです。

ただ個人的には大差ないです。本体サイズは、「Huawei Mate20 Pro」のほうがコンパクトに。これは「画面占有率」の差が直結していると考えることができます。そして面白いのは「Huawei Mate20 Pro」のほうが「コンパクト」な本体サイズにも関わらず、搭載しているバッテリーの容量は大きいです。ただ「電池持ち」に関しては「Huawei Mate20 Pro」のほうが悪い。

体感的には同じ使い方で「Galaxy Note9」の電池残量が「80%」の時に「Huawei Mate20 Pro」は「60%」程度。「バッテリー容量」が大きくなったのに残念です。それこそ「Huawei P20 Pro」のほうが明らかにいいです。

本体サイズに直結してしまうのですが、「Huawei Mate20 Pro」のほうが持ちやすいです。横幅が抑えられていること。「Edgeスタイル」を採用していることで非常に持ちやすい。今年発売された機種の中で、最も持ちやすいのが「Huawei Mate20 Pro」。二番目に「Xperia XZ3」、そして「Galaxy S9+」と「Galaxy S9」って感じでしょうか。

自分自身の手は、成人男性の手の割には小さいほうです。それでも「Huawei Mate20 Pro」はストレスなく片手で操作することが可能です。近年のハイエンドモデルは「6インチ」越えは当たり前の話になっていますが、その中で「Huawei Mate20 Pro」はユーザビリティをしっかり考えて作り込んでいます。本体カラーでもそうですよね。

今ままでありそうでなかった「グラデーションカラー」をいち早く投入しました。むしろ「グラーデーションカラー」こそ「Huawei」のシンボルカラーになりつつあります。どうしても「iPhone」の人気カラーである「シルバー/グレー/ゴールド」を採用している機種が多い中、「Huawei」は見向きもしていませんよね。

多くの人が気にしているのが「カメラ」だと思います。スペックだけ見れば「Huawei Mate20 Pro」はまさに世界最強です。「Huawei P20 Pro」と異なり、「超広角」撮影に「超ミクロ」撮影に対応しています。地味に接写したいシーンってありますよね。でもなかなかピントが合わない。「Huawei Mate20 Pro」は自動認識で、「ミクロ」撮影に切り替えてくれるので簡単にピントがあいます。

一方で「iPhone」などでは、「パノラマ」撮影で撮影するような超広角撮影ですが、「Huawei Mate20 Pro」ではわざわざ本体を横に動かすことなく、「パノラマ」撮影と同様の撮影が可能です。旅行に行った時などにまさにおすすめの撮影方法になります。

「Huawei Mate20 Pro」は「ISO10万」と超低照度の条件で撮影することが可能です。ただこの機能はあくまでも自分で設定する必要があります。つまり暗いシーンで撮影することがすでに分かっている時はいいですけど、さっと写真を撮影したいときは一瞬ですよね。一方で「Galaxy Note9」は「デュアルアパチャー」機能で、撮影シーンに応じて、自動で絞りを調整しています。

つまり何気無いシーンを撮影するのであれば、「Galaxy Note9」のほうがかなり便利です。「Huawei Mate20 Pro」が世界最高のカメラを搭載していることに間違いはありません。ただ素人が使うと、そのカメラを本領発揮させることが難しいです。それこそ「4000万画素」で、おまかせモードにすると、全体的に写真の雰囲気が暗くなります。

特に曇りの日や、雨の日など、低照度の環境下での撮影には、「おまかせモード」で撮影することはおすすめできません。一方で「Galaxy Note9」は自動絞り調節で、曇りの日や雨の日でも明るく撮影することができます。一方で、逆光などの条件下の撮影には弱いです。むしろ「Huawei Mate20 Pro」はこのような変わった条件下での撮影には強いです。

そして個人的に欠かせない機能の一つが、「ツインアプリ」や「デュアルメッセンジャー」などのSNSのアカウントを複数管理できる機能です。簡単に言えば、「LINE」や「Facebook」を1つの本体で、2つ同時に管理することができます。「iPhone」や「Xperia」は対応しておらず、それこそ市場で対応している機種は「Huawei」と「Galaxy」に何機種ずつかしか存在していません。

ただ原因が分からないのですが、「Huawei Mate20 Pro」は途中から「LINE」の通知が全くこなくなりました。初期化しても改善できず。それこそ「LINE」のアプリを開かないと、メッセージを受信しているかどうか分からないって感じです。バッテリーセーブ系の機能による弊害かと思いましたが、実際には違いました。正直ここはかなり「Huawei Mate20 Pro」で残念なところでした。

また通信方式に関しては、どちらも「DSDV」です。片方のSIMで通話をしていても、もう片方のSIMでデータ通信ができます。「iPhone XS Max」の「中国」モデルは「DSDS」なので、片方のSIMで通話をしている場合は、片方のSIMでデータ通信ができません。

そして最後に、「生体認証」です。「Galaxy Note9」と「Huawei Mate20 Pro」の生体認証を比較すると以下のようになります。

Galaxy Note9 Huawei Mate20 Pro
指紋認証 物理式 ディスプレイ統合型(光学式)
顔認証 2D(インテリジェントスキャン) 3D

「生体認証」と一括りにすると「Huawei Mate20 Pro」のほうがよほど最先端の技術を搭載しています。「3D」顔認証はめちゃくちゃ早いです。正直セキュリティ面に不安を覚えるくらい認証速度が早いです。「iPhone XS」のように、ディスプレイを注視する必要性もありません。

一方で「Galaxy Note9」は「顔認証」と「虹彩認証」を組み合わせた「インテリジェントスキャン」を搭載していますが、「2D」です。そして「Galaxy S9」以降の機種を使ったことがある人は分かると思いますが、「認証速度」も「認証精度」も悪いです。正直「カメラレンズ」の下に搭載されている「指紋認証」のほうが、まだストレスなく認証することができます。

そして「Huawei Mate20 Pro」で最も惜しいのが「ディスプレイ統合型指紋センサー」です。残念なのが「光学式」を採用したことです。「ディスプレイ」用の「保護シート」を貼った場合は、もうほぼ機能しないと思って下さい。正直「顔認証」が便利すぎるため、「指紋認証」は使う必要性がないくらいです。

ちなみに来年の初頭に登場が予測されている「Galaxy S10」シリーズは、Qualcommの第3世代の「超音波式」を採用すると予測されています。詳細は以下の記事をご参照ください。

個人的には「Huawei Mate20 Pro」の「ディスプレイ統合型指紋センサー」を使ってみたくて購入した面もありますが、非常に残念です。今年発売された「Android」機種の中で、間違いなくトップクラスの「Huawei Mate20 Pro」と「Galaxy Note9」ですが、「Huawei Mate20 Pro」の期待値がかなり高かったため、かなり惜しい存在だという印象を受けました。

一方で「Galaxy Note9」は相変わらず安定性のある完成度です。どちらの機種とも日本国内で購入することができます。気になる方はぜひ店頭で持ち比べをしてみてください。また今回使用している「Galaxy Note9」のホワイトモデルは以下の記事をご参照下さい。

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